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ソルメ聖地
第5景 ソルメ聖地

“ソルメ”は、“松の木が生い茂る小さな丘”という意味を持つ、唐津市牛江面にある小さな村である。韓国初の司祭金大建神父の誕生の地で、金大建神父の生家と記念館が設けられていることから、聖地巡礼者が絶えず訪れる所である。

About ソルメ聖地

松林を散策する

老松と思われる木々が丘に森をなしているソルメ。松林を散策していると、幹が曲がった松の木から感じられる哀れみは、曾祖父、祖父、父親、そして自分までの4代が殉教した人物を記憶するためであろう。

1785年の乙巳迫害を皮切りに、約100年もの間迫害を受けてきた天主教の歴史において丙午迫害で殉教した金大健神父(1822-1846)。棄教すれば解放するというあらゆる脅迫、困難にも動じず、自ずから苦難の道を歩んだ人物である。富貴栄華に囚われず、みんなで分かち合い、信徒たちと支え合いながら苦難の歳月を踏まえようとした聖人。彼にとって迫害とは、恐怖の対象ではなく、人々を愛し、真の真理を得るために耐え忍ぶことができる克服の対象だったと思われる。

天主教103聖人の一人として崇高される金大健神父の生家の裏山にある松林は、前例のものとは全く異なる。松林の一角に位置する金大健神父の銅像の後ろにある白い塔は、聖母マリアを形象化したもので、信徒たちを見守っていることを象徴する。信頼し愛するからこそ崇拝する聖者と聖母マリアの像を共に眺めていると、人間は信念に生きる、ということに気付かされる。


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迫害により抑圧された初期の天主教

初期の韓国天主教史は茨の道だった。一言でいえば‘迫害の歴史’と言える程、束縛の日々を過ごした。1785年の乙巳迫害を皮切りに、約100年もの間迫害を受け、多くの信徒が殉教した。

迫害の原因は大きく2つあり、1つは、天主教が祭祀を許諾しないことから、美風良俗を害する邪教だという理由、そして2つ目は、党派争いによる政治的理由であった。当時のローマ教皇庁は、韓国の伝統祭祀を迷信として厳格に禁じた。その理由は、死者の霊を呼ぶ紙榜(チバン)を記して貼る儀式と、霊が祭祀用に準備された食物を食べるいう思想があったからである。このような祭祀問題の発生によって、南人派閥(時派)を敵対視していた僻派は、天主教を迫害して多くの南人を排除しようとした。1801年、朝廷による天主教禁止教書の発表により、全国的に迫害が始まり、数多くの信者が殉教した。代表的な迫害事件とされる4大迫害がある。
“4大迫害”とは、辛酉迫害、己亥迫害、丙午迫害、丙寅迫害をいう。この4大迫害の中でも、辛酉迫害と丙寅迫害は最も規模が大きく、多くの信者たちが犠牲となった。丙午迫害では、韓国人初の司祭である金大健神父の逮捕により、多くの波紋を呼んだ。しかし、これらの迫害以外にも乙巳迫害、辛亥迫害、丁亥迫害、乙亥迫害などの迫害が全国各地で、1876年の開港時まで行われた。


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金大健神父の故郷、ソルメ聖地

唐津市牛江面ソルメ路132に位置するソルメ聖地は、史跡第529号に指定されており、韓国初の司祭であるアンドレア・キム・デゴン(金大健)神父の誕生の地で、金大健神父の生家と銅像、記念館がある。韓国第1のカトリック聖地として名高いこの地は、1984年5月、韓国天主教200周年を記念して来韓した教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖され、全世界のカトリック教会の尊敬の対象となったことで、歴史的にも宗教的にも重要な文化遺跡として訪れる巡礼者が後を絶たない。

殉教100周年を迎えた1946年に聖域化事業が始まり、記念碑と銅像などが建立された。塀に囲まれた聖地の入り口に足を踏み入れると、左に金大健神父の生家跡がある。端正な佇まいの韓屋と金大健神父の銅像がある生家跡は、金大健神父の曾祖父である金震厚、祖父の金澤鉉、父親の金済俊、そして金大健神父の4代が暮らした家で、4代ともに殉教した物語が語り伝えられている。

金大健神父の曾祖父である金震厚は、沔川郡守を務めていた時に内浦の使徒であった李存昌からの宣教により官職を捨てて信仰生活に専念したため、迫害の試練を避けては通れなかった。洪州、全州、公州などで投獄され、1814年に海未にて76歳の生涯を閉じた。曾祖父が10年間の投獄生活の末に殉教したことで、金大健神父は祖父とともに京畿道龍仁に移り、この地で育った。1836年、16歳の時に神学生に選ばれマカオへと渡って神学を学び、1845年に上海で司祭に叙階された。その後同年10月に帰国し、“隠里”村に公所(本堂より小さいカトリック教会)を設けて、龍仁一帯で布教にあたった。しかし、帰国してからわずか1年足らずの1846年6月に逮捕され、同年9月に沙南基(セナムト)にて殉教した。

生家跡から奥に進んだ聖地の南端部には、金大健神父の一代記と天主教の迫害史を展示する記念館がある。ここには、金大健神父の出生から活動記録、業績、逮捕と殉教、4大迫害、韓国教会史などに関する資料及び貴重な聖遺物が展示されており、天主教の生活文化が垣間見える。


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アクセス

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カーナビに住所を入力:唐津市牛江面ソルメ路132

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